今日は35万部突破のビジネス書である“イシューからはじめよ“を紹介します。すごく良い思考法だなと思ったのでぜひ紹介させてください。後述しますが、対比的な“VISION DRIVEN”という本に書いてある思考法より私には合っていると思いました。
WHY – なぜ“イシューからはじめよ“を読んだのか
“7つの習慣“を読んで価値観や考え方の本質を本から学ぶのが面白いなと思って、そういった本を探したのがきっかけです。そこで、“7つの習慣“を読んだきっかけと同様に本紹介しているYouTubeを見たり、好きな人がおすすめしている本のレビューを参考にしました。色々ビジネス本はおすすめされていましたが、本書はツールや小手先の方法論ではなく、本質的な思考法だなと思いましたので興味が湧きました。
“7つの習慣“を読んだ時の感想はこちら↓

WHAT – 読んでみて何を思ったか
“7つの習慣“には及ばないですがとても良い本です。特にビジネスシーンでは念頭に置くべき考え方です。すらすら読めて理解もしやすいので、気張らずに読める1冊だと思います。ビジネス書を探している人は候補にして良いと思います。
HOW – どうやって今後に活かすか
以下の2点がポイントだと思いました。たくさん書いてあるのですが、この2つは特に意識したいと思いました。
②そのイシューに対してどこまで明確に答えを出せているかを考える(=解の質)
①その問題に答えを出す必要性の高さを考える(=イシュー度)
何の作業をやるにしても、その作業をやる前にその作業によって解決される問題は解決する価値があるのかを考える必要があります。例えばAIで需要予測をしたいとお客さんから言われたとしても、需要予測で何を解決したいのか、そもそもそれは解決すべき問題(イシュー)なのかを明確にします。それを明確にしてから②に取り掛かります。
②そのイシューに対してどこまで明確に答えを出せているかを考える(=解の質)
そのイシューは真に解決すべきと判断した後は、このイシューを解決するためのストーリーを考えます。このストーリーをイシュー起点とすることで、解決までのストーリーもロジカルにするとその解決策は妥当だねとなります。ストーリーを検討するときは、知識や経験がないとロジカルに考えるのが難しい場面もありますが、他の人に聞いたり、過去の事例を調べたりすればそんなに的外れなストーリーにならないと思います。
ちなみに、“イシューからはじめよ“はISSUE DRIVENと訳されますが、反対の考えの“VISION DRIVEN”という本もあります。本書が私にしっくり来たので、”VISION DRIVEN”も少し読んでみました。本の中でもISSUE DRIVENとVISION DRIVEN が比較されています。簡単に言うと、短期的で実現的な課題解決策はISSUE DRIVEN、長期的で視野の広い妄想実現策はVISION DRIVENです。個人的には、ISSUE DRIVENの考え方の方が私には合っていました。合っているというか実用的です。VISION DRIVENも対比として面白いので是非おすすめです。
WHO – 誰におすすめの思考法か
ビジネスマン全員におすすめです。アウトプットの質が高くなりますし、イシュー度を頭に入れることで、余計な仕事をしなくてよくなります。中にはVISION DRIVENが合っている方もいると思いますので、もし本書が合わなければVISION DRIVENを読んでみると良いかなと思いました。
まとめ
課題解決にとても有益な考え方だと思いました。高いイシュー度のものに対して高い解の質にすることを意識しようと思います。ビジネス書ですが、普段の生活でも取り入れられる考え方かなと思います!
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