今回はIT業界でもはや必須知識であるクラウドサービスについて、備忘の意味も込めてシェアトップ3について考えます。私はSE(システムエンジニア)として働いているのですが、クラウドの案件がここ最近で非常に多くなってきていると感じています。
・Microsoft Azure : Microsoftが提供
・GCP(Google Cloud Platform) : Googleが提供
上記からも分かる通り、GAFAMの3企業が参画しており、3社を筆頭に売上を伸ばし市場規模も年々拡大しています。3社だけで市場の約6割を占めていて、これらの超巨大企業も力を入れているほど、クラウドサービスは注目されているサービスとなります。
WHY – なぜクラウドサービスが良いのか
なぜそれだけクラウドサービスが注目されているのかを考えてみました。その理由は2つあると思います。
1つ目は何と言ってもサービス提供のスピード感だと思います。ビジネスのスピードや意思決定が格段に速くなっている今、システムの構築に数ヶ月かけることはできません。システム、ITのような環境面はある意味あって当たり前と思われているところにマンパワーや時間が割かれてしまうのはビジネス上での大きなロスです。
2つ目はコスト面です。全ての会社で自前でシステムを構築するリソースやシステムを構築する余裕などありません。ITはあくまでも手段なので一般的にITへの投資はハードルが高いです。そこで、自前でシステムを構築する必要もなく、サーバーも建てる必要もなく、思い立ったらすぐにIT側の環境を整えることができることはクラウドサービスの大きな魅力です。また今後、AI、ビッグデータ、IoTの時代になった時に各企業が自前でそれらのリソースを準備することができません。
そういった中で、もはや自前で持っていたシステムをクラウドサービスに移行したり、クラウドサービス上でビジネスのPoC(概念検証)をしたりする案件が増えてきました。
TOP3の中ではどのサービスが良いのか
TOP3の比較をします。私の個人的な意見を先に言わせてもらうとAWSが最も良いと思います。経験的にもAWSを選んでいる案件や会社が多いかなと思います。実際に案件の中でAzureと比較したこともありましたが、その時は部内にAWS有識者しかおらずAWSにしました。なので、今回調べてみて改めてAWSが良いということがわかりましたので紹介します。
AWS
シェアトップのAWSはユーザ側からすると魅力的な特徴である、サービスが豊富だったり、費用が安いというメリットがあります。
サービスが豊富
トップ3の中で最もサービスが豊富です。AWSであればあれもやりたいこれもやりたいということが出てきてもサービスとして準備できる可能性が最も高いです。
費用が安い
比較すればわかりますが最も費用が安いです。AWSは継続的に値下げがされるという珍しいサービスです。同じスペックでもAzure、GCPより安ければ当然AWSが最も選ばれる確率が高いでしょう。
Azure
日本企業では圧倒的に導入されているオフィス製品を扱うMicrosoftのクラウドサービスになります。
Microsoft製品との親和性
Azure上でWindows ServerやSQL ServerといったMicrosoft製品を使うと割引が受けられるみたいです。例えばWindows Serverの環境をクラウドに移行したいシーンではAzureが良いかもしれません。
GCP
個人的にはあまり検討したことがないGoogleのクラウドサービスです。
AI、機械学習分野との親和性
GCPはAI、機械学習分野でのサービスが充実しているようです。もしクラウドサービスの導入の目的がAI導入なのであれば、GCPは選択肢の一つとなると思います。
私はAWSの導入経験しかないのですが、AWSは上記の他にもビジネスサポートという問い合わせサービスがメリットだと感じます。(各社似たサービスがあるかもしれませんがAWSのサポートはとても親切丁寧迅速でしたので紹介します)システム規模次第ですが、1万円/月で技術的な問い合わせができます。私はこれに加入したことがあり、AWSにはこれより値段が高い問い合わせサービスもありますが私はこれで十分でした。電話問い合わせもできてほぼリアルタイムで問い合わせでき、且つほぼ毎回悩みは解決できましたのでとても有益でした。
まとめ
クラウドサービスを使いたい目的と導入シチュエーション次第で最適なクラウドサービスが異なります。しかし、まず一般的にはAWSで検討すれば大きく外れないんじゃないでしょうか。
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