いきなり謎な質問ですみません。ついでにもう1つ。
答え : 変わらず20億人
世界の人口は発展途上国を中心に増えて続けているので、80年後にも増えていると思った人が多いのではないでしょうか。80年後の人口が分からないのが何が問題なのか、分からなくても困ることないと思いますよね。
個人的には、この質問の本質は人口がわかるわからないではなく、事実を正確に理解している人としていない人ではあらゆる場面で視野が全く異なるということです。例えば子どもの人口が変わらないと知っている人は、そういったビジネスを考えるでしょう。
WHY – なぜファクトフルネスを読んだのか
世界の著名人がおすすめしていたからです。ただいつもならYouTube大学であっちゃんがおすすめしているとか言うところですが今回は違います。ビルゲイツやオバマ元大統領がおすすめしているのです。ビッグすぎて共感ポイントが無さそうなのですがなぜか惹かれました。暇だったのでしょう。このファクトフルネスの記事を書いているのは読んでから遅くなってしまったのですが、意外と早く読んだ方だと思います。
WHAT – ファクトフルネスとは
最初の質問に戻ります。
子どもたちが生き延びやすくなると人口が減るというのは、死亡率が低くなるので出生率も低くなるためです。1家族で8人兄弟みたいに子どもが多くなる理由は死亡率が高いためです。しかし今は各国で子どもたちが生き延びやすくなっているので出生率も低くなっています。そのため人口が減っていくということです。今の日本みたいな感じですね。2100年にも子どもの人数が今と変わらないということは今すでに子どもの人口は横ばいなんですね。こういったことがわかっていないと人口が無限に増え続けるといったことを考えてしまいます。下の世界の人口グラフで言うと2100年以降は人口110億人あたりで横ばいになるそうです。
次に面白いグラフは、これです。
これは以下のレベルの国々での全ての死因のうち、交通事故による死者数の割合です。
レベル2 4ドル
レベル3 8ドル
レベル4 16ドル
普通に考えるとレベル1の国々での死者数が多い気がします。道は整備されておらずどこまでが車道でどこからが歩道かもわからない状態をイメージすると思います。信号機なども整備されていないため、交差点では気をつけていないといけません。ルールや運転教育も浸透しておらず自動車の事故が多くなってしまいそうです。しかし、このグラフを見るとそうなってはなくて、レベル2,3の所得でいうと中位の国々での割合が高くなっていて、他が低くなっています。これは何を意味しているかというと、そもそもレベル1の国では自動車を買うことができないので交通事故が起きないのです。レベル4の国では道や信号機が整備され、ルールや教育も浸透します。そのため事故が減ります。レベル2,3の国では冒頭お伝えした通りの状況のため事故が起き死者が出ています。
こういったように背景を理解したうえでファクトで物事を考えるとより世界を知ることができます。
ファクトに目を向ける
なんでもかんでもグラフは直線になると思い込んではいけません。ファクトから正しく物事を考えると、人口は増え続けないしレベル1の国は交通事故による死者が多くないことを導けると思います。それぞれの事象を文脈として理解できるということです。
どんなことでも文脈を説明できるようになることはとても大切だと思います。説明に厚みが出るというか説得力が出ると思います。ビジネスの提案なんかでも文脈や背景を理解したうえで提案するのでは顧客に刺さる度合いが全く変わってきます。こういった習慣を身につけたいと思いました。
コメント