今回はメモの魔力を紹介します。世間的にとても人気なので読んでみたいと思いました。読んでみたらタイトルからは読み取れない内容でいい意味で裏切られました。メモの取り方はもちろん書かれていますが、どのように思考を深められるかといった内容も書いてあってとても良かったです。私は特に第二章『メモで思考を深める』が最も面白いと思いました。
WHY – なぜこの本を読んだか
冒頭お伝えした通り、世の中の評判がとても良いので読んでみました。メモというか紙に書く作業をほとんどしないので読むか迷いました…メモと言ったらスマホのメモ帳くらいです。そのためメモをしないので読もうか悩んでいましたが、以前、『ゼロ秒思考』を読んだときにボールペンで何か書くことは頭の整理につながると思って少し実践しています。そこで今回も書く系の本を読んでみようと思いました。『ゼロ秒思考』より『メモの魔力』の方が読んでいて深い気がしました。

WHAT – この本を読んで何を思ったか
最近、自己分析にハマっていてそういった内容もあってとてもためになりました。各章の中で特に印象に残ったキーワードと共にこの本を読んで何を思ったかを紹介します。
日常はアイデアに溢れている
情報を「素通り」しなくなる
これは本当にそうだなと思いました。私はメモを取らないのですが、唯一人の話を聞きながらメモを取るのは仕事中の議事録です。その時は興味がないこともメモを取らないといけません。振り返ると興味のない内容の中に自分にとって重要なポイント、意識しなければならないことがあることが多いです。自分が知識がなかったり関係ないと決めつけたりしてしまうので普通だとあまり頭に入ってこないのですが、後から振り返るとそういう部分に大切な情報が詰まっていることがあります。ここで重要なのは全ての文言を一字一句逃さないようにする姿勢だと思います。そういった意識が情報を素通りしない意識の醸成につながると思います。
なぜを深める
言語化の第一歩は自分の心に「なぜ」を向けること
私が一番できていないことの一つに自己分析がありますが、その原因が自分の深層意識に目を向けることができていなかったことだと書かれていて、読んだ瞬間に“やっぱりそうなのか“と心の中で叫んでいました。なぜこの本は面白いと思ったのか、なぜこの料理は美味しいと思ったのかを深めないといつまで経っても何となくの表面的な意識で終わってしまいます。それだと自分を知ることができません。自分が一番自分を知ってあげるべきですので、私もこれからは自分の心になぜと問いかけたいと思います。
なんでなんでを繰り返す
抽象化なくして自己分析は存在しない
自己分析をする時になぜそう分析したのかを深掘りすることは重要です。自分が努力家だと分析した理由は過去の経験や行動から判断されると思いますが、ではなぜその経験や行動をしたのかの深堀をすることで抽象度を上げることが大切というのが印象的でした。テスト勉強10時間や毎日ダンスの練習をするといった一見努力家に見えるのも実は好きなことだけしかやらないといった本質につなげることができます。
強く具体的にイメージする
「想い」と「思い」の違い
何度も何度も強く考えて具体的に映像が思い浮かぶ状態にすることが、「想い」と書いてありました。それくらいに夢や目標に対して想わないと実現することはできないと思います。子どもの頃でもサッカー選手になると言っても、どういう練習を何時間すればよいのか、サッカー選手になるのはどういうことなのか考え抜くことが夢を叶える大切な方法だと思いました。
シャワー中に悩みを解消する
シャワー中にアイデアが浮かぶ理由
確かに私もよくシャワー中にアイデアが浮かぶので、シャワーの時間に考えることをいつも頭の中にストックしています。そしたら1,2案くらいはアイデアが出るのでとてもおすすめです。この本でもシャワー中はアイデアが浮かびやすいと書かれています。アイデアはなかなか浮かばせようと思って浮かぶものでもないので貴重な時間になっています。
HOW – どのように活かすか
やっぱり自己分析をこの本に書かれている通りにやってみたいなと思いました。自分の気持ちに向き合い、なぜ今自分はそう感じたのかをメモしていきたいです。そうすれば自ずと自分がわかってくると思いました。
WHO – 誰におすすめか
メモを取る方法というより生き方のコツを知りたい人向けの本です。1日で読めちゃうのでさらっと読みたい人にもおすすめです。
まとめ
メモのための本なのかなと思っていましたが、予想以上に良い本でした。特にタイムリーに自己分析の内容だったのでとてもためになりました。
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